シス創の院試

東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻(←長い)を受けたので誰かの役に立つと信じて書いておきます。

院試の流れ

  • 書類選考 ( 志望動機・希望研究内容書 + 成績表 ( + TOEFL IBT  ) )
  • 筆記試験
  • 口述試験

という順で院試が進みました。

書類選考

 足切り試験みたいなもので、志望動機・希望研究内容書とTOEFL IBTと成績表で判断されるみたいです。よく分からないのが入試案内書には

志望動機・希望研究内容書を重視し、学部等の成績を参考にして書類選考を実施する。

 と書いてあるので、もしかしたらTOEFL IBTは書類選考には関係ないかもしれません。

 

まあそんなのはどうでも良くて、結局ここで重要なのは成績上位者(といっても合格予定者の半数程度なので別に上位でもない)には筆記試験が免除されるという特典が付いてくるということです。(オンラインの筆記試験なんて面倒に決まってるしシス創ABCコースの人が全員同じ問題を解くから範囲が膨大。)

 

英語が特に得意でもなかったのでTOEFLの勉強は1ヶ月くらいはそこそこちゃんと勉強しました。結果的にはTOEFL IBTが90点くらいで志望動機・希望研究内容書も(多分)ちゃんと書いていたので筆記試験が免除されました。周りを見る感じ免除されている人が多かったです。正直全く筆記試験の勉強をしていなかったので免除されてなかったら大惨事でした。

筆記試験

受けてないので詳しくは知りませんが、環境テストしたり解答用紙を郵送したりいろいろ大変そうでした。

口述試験

一旦疲れたので目の保養として置いておきます。

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口述試験を前に緊張している図

 口述試験は受付のZoomミーティングにアクセスして、そこで(恐らく志望教員がいるであろう)ZoomミーティングのURLを渡されるという形でした。一応面接だしなと思いスーツで挑んだのですが、同じ時間の受験生の中には普段着の人も居てビビりました。まあスーツじゃないと減点とかは無いだろうけど。

 

会場ミーティングに入ると7,8人の教授達が待機していました。多くの場合志望教員が中心に質問してくると思うのですが、何故かその場に自分の志望教員がおらず、どの先生もなぜその教員が居ないのか知らないということで、進行役の先生が「まあ良いです。始めます。」と言って始まりました。良くないだろ。

 

まず受験番号と所属大学と名前と、志望動機を聞かれる典型的な質問でした。その後、専攻のカリキュラムを知っているかと言われたので、知っていると答えたところ、「あぁ、そう。」と返されました。何で聞いたんだよ。

 

その後、修士課程での研究内容について簡潔に話してくれと言われたので希望研究内容書に書いた内容を簡単に説明し、その社会的な応用等の具体的な話を求められました。また、修士課程に進んだ際に自分の伸ばしたい能力は何かというような質問もされたので無難に回答しました。他にも、第一志望の教員が居ない場合は、どの先生を志望していたと思うかという質問をされたので、その場合はこの専攻を受験しないだろうから分からないと回答したところ笑われました。

 

オンラインのせいか、専門分野が近い先生が居なかったせいか、他の先生からの質問が無に近く、一つチャットで質問されたのが「優上や優がとても多くて結構なことだが、可を取っている科目がある。これはどういうことか。」と言われました。知らないよ。チャットでの質問だったので、進行役の先生も気づかず、こちらが不利になる質問だったので黙殺しました。

 

併願の有無や博士課程に進学するかといったお決まりな質問をされ、最後に時間が余ったのか、人生においてあなたが座右の銘としているような文言はありますかという質問をされました。咄嗟に浮かんだのが、結城友奈は勇者である(通称: ゆゆゆ)という神アニメに出てくる勇者部五(六)箇条だったので、「なせば大抵なんとかなる」と回答しました。

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勇者部五箇条

面接官の方々は誰も顔色一つ変えなかったので、どうやら誰もこのアニメを存じ上げなかったようだなと思っていたところ、面接が終わりました。合格させていただきたい。